新成人、おめでとう。「風に立つライオン」

終盤のアメージング・グレイスがゆっくりと立ち上がり、

やがて風に向かい立つライオンのようで圧巻です。

 


さだまさし×佐渡裕 「風に立つライオン」

 

成人を迎えた教え子たちへ

遅くなりましたが、おめでとうございます。

勉学に、将来の仕事に、恋に・・・唯一無二の人生を

自分が主人公で生きていることの意味を忘れないで、

大切にこれからも生きて下さいますように。

 

***

 

25歳の頃、セネガルへ海外協力隊員として行くことになり

友人と胸躍らせていたところ、友人は感染症で、私は親の承諾を得られず

二人とも断念したことがあります。

 

猛々しい勇気の背後にある真意は

日常の重苦しい忍耐と研鑽という鬱屈とした時間に明け暮れる

誰もが通る下積み時代。

 

同じ逃れられない下積み時代なら

いつでも逃げられる門の開いた場所より

 

実際逃げることのできない大事に自分を追い込み、

異郷の地で、我を忘れていつの間にか鍛えられて・・・

気が付いたら・・・必ず大きい人間になったる・・・

 

***

 

たぶんそういう小賢しいところを親に見透かされたのかもしれません。

呟いた愚痴さえも拾われてしまうバッチリ通じる日本語の社会で

私は大人社会の、「仕事」 という洗礼を受け倒しました。

 

ようやく仕事に慣れてきた3年後、人事異動があり

「初心」 に戻る初々しさが取り戻せず、

 

かといってその先に待つ新世界の鼓動も経験がないので読み取れず

結婚、寿退社の道に逃れてしまいました。

 

トップから

「あなたは一生涯、踏ん張りがきかなかった今の自分のツケを払い続ける」

 

踏ん張りの向こう側を味わってから「寿退社」

しても遅くない。

 

騙されたと思って、まずは素直にただやってみなさい。

トップは数回、励まして下さった。

 

相手が転勤族だったのを口実に、

事情はそういうことではないから・・・と逃れるように退職。

 

***

 

尊敬するトップの言葉はその後何度も心に刺さる棘となり、

「踏ん張ってみる」

 「逃げなさんな」

「とにかく立ち続けてみなさい」

 

今でも自分の弱さにぶつかる時の指標、励ましとなっています。

 

***

 

さだまさしさんの優しい歌声で魂を揺さぶる

「風に立つライオン」

 

実際、ライオンになった男に会う機会があり、

国境なき医師団の世界の話を伺いました。

 

優しい強い、ライオンというより

風に揺れる「葦」のようだと、一度きりの人生を生きる意味

改めて考えさせられました。

 

***

 

無我夢中で生き抜いた人は人生の勝利者だと思います。

大人になって、時に道を見失い、

立ち止まる時・・・本当に辛い。

 

そういう時は、風に向かい立つライオンのように

威風堂々と立つも良し、膝を折って神に祈るもよし

 

***

 

一度きりの、あなたにしか味わえないあなたの人生。

主人公はあなたであり、わき役は随時代わっていく。

 

わき役のせいで舞台が深刻なものになろうが

舞台を務め上げるのはあなた自身にかかっている。

 

わき役は舞台ごとに代わる。

 

舞台装置も風景のように変わる。

 

 ***

 

代わっていくものへ責任を押し付けられようか。

主演のあなたの舞台は続くのだから、責任は主人公の自分。

 

観客は、something great  なる神だと私は思っています。

 

生まれた時から天に帰る日まであなたの舞台の詳細を知るのは

自分自身と天。

 

若者よ、大志を抱け。

自由に伸び伸びと演じ切ってください。

 

心から応援しています。

新成人、おめでとう。

 

 

 

 

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