- 投稿 2020/03/19更新 2020/03/21
- 聖書

ー万軍の主の御告げ。-
そうすれば、わたしもあなたがたに帰る、と万軍の主は仰せられる。
(ゼカリア書1-3)
「わたしに帰れ」
こんな甘い言葉がありましょうか。
それなのに、こういう状況下でいろいろなことを見てもまだ自分があれこれと帰ろうとしないことに気づいた次第です。
死ぬだろうな、と救急室で見た光景からもうだいぶ歳月が過ぎました。
生還から自分が見てきた光景は思えば綱渡り
今回も二日か三日前に不思議なことをしている自分がいる。
***
ソファを買い、TVを買い、こもる部屋をつくり
子供を休ませ、伝えられる人へ伝え
自分は何をしているんだろうか、
と思う前に、世の中が一変した。
日常を元へ戻す力、
多くの人があたり前にあると思っているのだとしたら
それは凄いことなのかもしれません。
転ぶ人もいるが進む人もいる
世代の差もあれば力の差もある。
***
「わたしに帰れ」
個人の心の中はその人しか知らない。
私は自分のこともまだよく知らない。
それなのに、
どうしてこの言葉は、本当に底に足がついただろうなという時にしか
自分の心に蘇ってこないのだろうか。
それまでは多くの言葉が溢れて私を生かしているのに
死ぬかもしれない際でしか聞こえてこなかったのだろうか。
***
できれば子供連れで帰っていいですか。
子連れでお嫁にいっていいですか。
聖書は神の子の嫁取り物語
最高のラブストーリーだというのを知ったのは生還して五年後
「わたしに帰れ」
究極のプロポーズのことばを今日は思い出しました。