主人公は横浜流星さん

 

どれだけ面食いなんですか。

というおばちゃん会話が返ってきた。

 

違うのですよ

けっこう奥の深い話なんです

 

 

***

 

 

もう10数年前に書いた医療現場のお話なので、

あまりにもズレていたらと思い、少し緩和ケア病棟のシェアをした。

 

あまり作品へ執着心がないので、

この作品は紙では出していない。

 

だが、コロナ禍で

立ち止まる時間ができて

医療難民という言葉をニュースで聞くと

ドラマ化してほしいという気持ちがおきた。

 

病気の話はできれば読みたくないし聞きたくない

観たくないという方も多いと思う。

 

私もプライベートで読んだり見たりするのは

サクセスストーリー系が多い。

 

 

***

 

 

この作品は

男性看護師をモデルにしている。

緩和ケア病棟は処置が多い所ではないが

肉体労働であることは他科と変わらない。

 

看取るということが前提としてあるので

現場の空気は

常に聖域のような神職のような厳かさが雰囲気としてある。

 

静にして動を厳しく求められる場所だ。

 

患者様の死の尊厳を前に

職員の立ち居振る舞いは

ベテランになればなるほど

「型」 のようなものが身についていく。

美しい的確な動きは悲しみの極みにいる人を苛立たせない。

雑さは病院の中では一番嫌われる。

 

救急室でもオペ室でも慢性期の病棟でも流れがきれいだと

クオリティが高いというのは、どこの世界でも同じだと思う。

 

雑に流れていく現場を整えて行こうとするのがプロフェッショナルなら

慌ただしい今の時代

ひたすらどなたももがいているのだと思う。

 

***

 

 

横浜流星さんという若い俳優さんが空手を披露しているのを見て

これだと思いました。

 

一日にしてならず、

のレベルの高い動きに感動しました。

ピンチの時代に頼もしい。

スタイルを確立していくプロセスが身についている。

 

「型」

は、緩和ケア病棟にはとても大切な要素である。

ひとそれぞれに旅立ちのスタイルがあり

多様さを受け入れ、そのニーズに応えるのも仕事だが

 

提供する「型」がそもそもなければ

自宅看取りのほうがいい。

私自身は親を自宅で看取った。

緩和ケア病棟の「型」を自宅でできるだけ再現しながら挑戦した。

 

 

***

 

 

今こそ必要だと思い

思いつくまま書いてみました。

 

コロナ禍の自宅療養やホテル療養も

病院入院と同じような「型」 をイメージするだけでも

だいぶ変わってくると思う。

 

室温・湿度・手元にある品・手元にある呼び出しツール

緊急の時、邪魔なものがないかなど

 

病院の入院ベッドを想像するだけで

自宅待機も少し変わってくると思います。

 

静と動を理解している若いのに凄い俳優さんだと

リスペクトしてイメージしてみたのですと、話したら

ごめんね、と電話のむこうで謝ってきた。

 

こちらこそ熱くなりました、と恐縮しながら電話を切った。

 

 

 

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