真田広之さん 何故か泣いてしまう動画

真田広之さん 何故か泣いてしまう動画

この動画を観るといつも何故だか泣いてしまいます。

同世代です。

俳優界のレジェンドです。

 

 

パイオニアです。

ラストサムライです。

将軍です。

前へ、前へ、前へと、泣いてしまうのですね。

観ていると。

言葉も文化も違う圏の人たちへ、届け、届け、と・・・

泣いてしまうのです。

 

初心にかえるのです。

おまえは一生懸命生きたのかい、と問う自分の心に、琴線に触れるのです。

一生懸命、それをやってきたのかい・・・泣いてしまうのです。

 

 

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春一番

春一番

今日春一番が吹いたようですね。

 

♪はるが来たら恋したりきどってみたりしてみませんか♪

 

キャンディーズの春一番を口ずさみたくなりますね。

子供がすぐにYouTubeで調べて歌っています。

明日の昼食後の歌披露でチャレンジしてみるそうです。

 

 

今日はTシャツ姿の人も見かけました。

私のダウンコートの横で信号待ちです。

もう恥ずかしい気持ちもとうに薄れてしまい、今ではあまりの堂々ぶりに

自分でも天晴なおばちゃんメンタリティに嬉しくなってしまいます。

 

今のメンタリティと若い時の体力・情熱が同時に持てていたら全く別人生を歩んでいたんだろうな、と思います。

 

18歳の時、父親に強制された進学先が嫌で寮を逃げ出し、姉の住んでいたアパートに駆け込んだ。親から追い帰せ、と命令があったようですぐに追い出された。

 

寮は遠く戻る気もなく、当時の幼いメンタルを想像するに、たぶん生まれて初めて親に逆らった路頭に迷ってもいい、くらいの覚悟の末の行動だったのだと思う。

アパートの下に段ボールを集めて寝場所をつくっていたら姉と住んでいた従妹が姉が外出したのを見はからってトイレや洗面所を使わせてくれ、おにぎりを急いで作ってくれ食べさせてくれた。だがそのあと、叱られたのだと思う。

本当に路上で寝る羽目になった。

 

翌日、段ボールの前に十数人の友人が来て、さんざん説教され、しまいには強制的に寮に連れ戻された。

一人の学生にどれだけの予算が組まれているのか、知ってやってるのか。

おまえのせいでこっちもギリギリきついのに士気が下がる、連れ戻すつもりはない。きちんと手続してからやめろ、厳しい説教は親友からだった。

田舎から出てきたばかりの世間知らず。張りつめていた一晩の段ボールの寝床の負債は大きく、すぐに折れて親友の言葉に頷いた。

抱いていた夢が漠然としたまま遠くへ消えていった。

 

***

 

若い時に自身の人生の方向性が定められる人は幸いだと思う。

人生って本当にあっという間だと感じている。

好きに伸び伸びと生きた方がいい。結果は悪くても良くても刈り取りは自分に返ってくるのだから。

 

***

 

若い方々への応援歌にならない本はいいかな、とどんどん視点も定まってきた。

毎回会う方々を変えて南国行きを予定しているが、次回のスケジュールを組んで

真剣勝負の自分の心に泣きそうになって、春一番を私も口ずさんでみた。

 

恩送りというそうな。

焦っている自分をなだめる。

たくさんの恩人に方向修正をかけられ、書く道を細々と手放さずにやってきた。

 

 

大丈夫、なんくるないさあ。

あなたの書いた台詞が僕を救ったんですよ、と声をかけられて、

よし、とまたPCに向かう。

さて、また頑張ります。

遠回りしたのは自分が弱かったから、誰のせいでもない。

自分の人生の地図があまりにも的外れだと気づいたら、そこからまた書き足していけばいい。

人生に無駄なことはひとつもない。

偶然もない。すべてが必然だったのだと人は旅立つ前に悟るのだという。

 

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木造長屋三階建ての泊宿

木造長屋三階建ての泊宿

 

 御礼までに、

「緩和ケア病棟」 拙本はバレンタインディのちょうど最中だったからか、配達先不明で残念ながら二度も戻ってきてしまいました。

 教えて下さった皆様、誠にありがとうございました。

 拙本にとっては力及ばずで残念な結果ですが、これからもますます横浜流星さんを応援してまいりたいと思います。ファンの皆様に心から改めて感謝申し上げ、ご報告となれば幸いです。ありがとうございました。

  

 *** 

 

(過去記事より)

 

大昔の話で写真は焼けてしまってないのだけれど

と、伯母から、月夜の下で聞いた話

 

私が珈琲を淹れてカステラ一切れを添えて、庭に置かれた椅子で

伯母をもてなした時のこと

 

この家は昔ね、三階建てだったんだよ

一階が馬小屋

二階が母屋

三階は客人が泊まる部屋

 

竹で編まれた縁側の先に、芭蕉に包まれた餅や燻製された蛸や烏賊が吊るして

あって、客人がいつでも食べれるようにしてあったらしい。

 

馬小屋では客人の馬が休んでいて、

客人をとても大切にするという風習があったらしい。

 

お金をとるお宿ではないので

子供がいなかったからできた話だ、と祖父母のことをそう叔母は話していた。

 

旅の人は神様の使いのような

村以外の知恵が行きかうわけだから、

今のようなTVやネットや電話ができるような時代ではないのだから

聞いていて、とてもロマンティックな気分になったのを覚えている。

 

門の入り口に今でもあるジャスミンの花や桃の木は

当時もあって、お茶になり、おやつだったりしたらしい。

 

泊まることで、

食も一緒にすることで距離も近くなる。

一期一会ばかりだっただろう時代

海を渡ってきた人が束の間の荷を解いて、心を休めて

また荒波を渡って、それぞれが目的地へ帰っていく。

 

「もう帰るの?」

 

今でも帰るとなると、ものすごく互いに切なくなる島を離れる時の誰もが口にする言葉

当時は今生の別れ、気を許しあった分、船出を見送るのは相当辛かったのかもしれない。

 

 

今では飛行機でいつでも飛んで会いに行ける。

それでも海外のような遠さを感じるから、

「もう帰るの?」 は今でも常套句

 

大昔の匂いがするような会話をしてくれる先輩はもうみな本当に旅立って誰も残っていない。

そう思っていたら従弟との久しぶりの会話で蘇った。

その懐かしさを再現しようと頑張っている様子だ。

私は文章で、彼は居場所で

よほどマレビトが残していった文化の残り香が心地よいのだと思う。

少しづつ文字起こし、始めています。

 

 

 

 

 

 

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梅と雪

梅と雪

梅が咲き始めて鳥が集まってきたな、と思ったら昨日から大雪でした。

雪掻きを久しぶりにし、子供の送迎の車寄せ部分だけでもと頑張りましたが、

すぐにへたってしまいました。

 

だいぶ溶けてきました。

 

上京した年、一人でマンション周辺を除雪して通路を確保し終わったころ、

若いパパたちに子供たちが教えたようで、合流して、あっという間に周辺道路まで片づけた武勇伝伝があります。

 

女の人がこんなの見たことがない、というので

南国のさらに果てから上京したばかりで、雪が不思議で不思議で楽しくてやっているのだ、とカミングアウトすると、子供たちが喜んで雪だるまを作ったり投げたり、段ボールで滑ったり、パパたちは小さなかまくらのようなものを作って

挨拶を交わす程度の顔見知りがあっという間に隣人になった。

 

昨日も窓ガラスをがらっと開けると、

子供たちが雪で遊んでいる。

こちらをみて、「こんにちわ」 と大きな声であいさつをくれた。

嬉しくて手をふった。

 

私は寂しがり屋の甘えん坊だと子供の頃、姉や兄弟に決めつけられてしまった感があって、自分はそんな人だと諦めて生きてきた。

 

一人暮らしをしたことがない。

 

本格的なデビューは実は昨年の6月の終わり

 

末の子をどこに行くのも伴っていたが、急遽入院することになって、コロナ禍の時代のなか、面会もダメだったため初めて一人で行動することになった。

ところが入院中は知らない人でも隣には他の患者さんがいて、ナースは来てくれるし、薬剤師さんや栄養士さんなどの訪問もあって、緊張感の中にあっても賑やかなあっという間に時間は流れ、気づけば退院した。

その時に子供もグループホームデビューをしたこともあって、いざという時、この子が耐えられるよう少しづつ慣らしていた方がいいのでは、と、ようやく思い至り、2か月に一度、通う南国行きを一人旅に変えてみた。

 

子供は順調に慣れていき、お土産の沖縄そばさえ、きちんと届けばOK

 

だが問題は私、

ホテルで一人・・・眠れない。

眠剤、飲むけれど、一人って、一人。

どんだけおしゃべりなおばちゃんやねん、とひとり突っ込み寝ようとするが、

私はムリ。

一人では生ききれん。

寂しい。

人が好き。

おしゃべり大好き。

笑うの大好き。

仕方ない・・・それが自分。

寝落ちするまで電話を離さない、という大迷惑な、遅い自立に挑戦中・・・

 

梅と雪を愛でる情緒もある。

だから大丈夫

頑張れ、二拠点。

寂しさが取れるまで時間がかかるのは仕方ないかなあ。

 

 

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