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    2021/10/09

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    昨日、ハラミちゃんのピアノ演奏を生で聴いて、芸術の秋へのコロナ禍で眠っていた魂が起きてしまったようです。「王様と私」の日本凱旋公演があったのは2019年の夏長年 ...

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    昨夜は地震、怖かった。あまり熟睡できなかったが、今日はご褒美の日用心しながらも、モーニングセット、珈琲タイムを楽しみに早々に外出。ちょうどエスカレーターに近づい ...

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「王様と私」渡辺謙さん

 

昨日、ハラミちゃんのピアノ演奏を生で聴いて、芸術の秋への

コロナ禍で眠っていた魂が起きてしまったようです。

 

「王様と私」 の日本凱旋公演があったのは2019年の夏

 

長年、渡辺謙さんのファンで応援していたので

即、チケットを子供と二人分購入。

 

当日は二人とも緊張して行きましたが

最高の公演にそのあと母はもう一度一人で行きました。

 

「一人で行くの? それって人としていいの?」

と、呆れられましたが

 

キャンセル席を狙って二度目の席はいい席でした。

横を王様が通っていくのですが、王様の服が触れるまで

私はうかつにも二度目なのに、

横を通ることをすっかり忘れていたのです。

 

「ラストサムライ」 で、海外へ赴いた謙さん

英語で歌って踊って・・・

40代で英語デビューしたとは思えない凄い迫力でした。

 

二度目の公演が終わった後、友人へ冊子と共にレター

彼女はトム・クルーズ、いのち

私は謙さんファン

「ラストサムライ」で共演した時は夢を見ているようね

と二人で喜び合った絆の強い私たち

 

「何? あなた、何しているの? 働きなさい。

え~!嘘でしょう。舞台観たの?嘘でしょう。

ハリウッドが来たの~」

 

冊子が届くやいなや、

こらー!

と電話がかかってきた。

仕事でもっとクタクタになれだの、遊びすぎだの

因縁ばかりつけて人間性のかけらもない悲鳴をあげて

 

でも最後には

「これが中高年になっても恐れないで上京したキミへの

神様からのご褒美だね。そうかあ、キミは東京在住かあ、

チクショウー、いいなあ」

と、現場感を教えて、教えて、と話はエンドレス

 

トムクルーズが基地にヘリで降り立ったという情報が入って

その情報を持ってきた友人と三人で一日中基地周辺を車で走り

まわっていたことなど、話は尽きない。

 

いいなあ、謙さんは日本人だから

他の舞台作品も観に行けるものね

ゆとり年齢になったら、東京暮らし、絶対いいよねえ、と

あれほど上京を心配していたはずなのに、心境は変化する。

 

電話を切って

そうかあ、そうよね

舞台、行けばいいのよね、電車で行けるんだもんね

 

それがコロナ禍で

ステイホームに続くステイホームで、懐かしい友人と

電話ばかりで交流していると、田舎へのホームシックにかかってしまった。

 

子供の巣立ちも重なった。

 

はっと気づけば、ここは東京、周囲は知らない人ばかり

田舎では知らない人を探す方が難しい

引きこもっていたって、

戸を強引に開けられて様子を大きい声で尋ねられるだけだ。

 

動いていたエスカレーターがピタリと止まったような景色

自分の足で歩きださないと風景は止まったまま

上の階へ行くの?

 

下の階へ戻るの?

 

しばらくは動きださないと思うよ

そのエスカレーター

 

ふとぽつんと立ち尽くしている自分へ声がかけられたような

昨日のハラミちゃんの美しい演奏

 

よし、上の階へ行ってみよう

上りエスカレーターに乗っていたんだから、

降りる方が楽だけれど

一度きりの人生だから

思い切り観て聴いて生き倒したいじゃないの

 

冬の感染の流行状況を見ながら予防しながら

もう止まってしまうのだけは嫌だから、頑張って前へ進もう

 

日常に、ふっとロマンという風を送ってくれるのが芸術

秋はやっぱりロマンティックです。

 

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演奏ハラミちゃん?

 

昨夜は地震、怖かった。

あまり熟睡できなかったが、今日はご褒美の日

用心しながらも、モーニングセット、珈琲タイムを

楽しみに早々に外出。

 

ちょうどエスカレーターに近づいたところでピアノ演奏

ハラミちゃんが来てたりして、と下を見たら本当にそうだった。

 

下へ降りて演奏を拝聴

鳥肌が立つような気持のいいピアノの音色

短い演奏時間だったが、人柄も優しそうだった。

なんだか気持ちまで明るくなって

ありがとう! と音楽の力に感謝

 

数年前

友人のピアニストのコンサートを企画

前日、練習をしたいと予約していた場所が確保できず

ちょっとした嵐のような豪雨のなか

車を必死で走らせてピアノが置いてある場所を探し求めた。

 

急遽は無理か、厳しいなあ・・・

ご本人は、

助手席で明日のコンサートのイメージトレーニングに必死

 

途中トイレに行きましょうということで車を停めたターミナルで

トイレ使用の後、珈琲でもと思ってキョロキョロしていたら

なんと広場にグランドピアノがどん、と置いてある。

 

総合案内へ走っていき、

あのピアノ弾いていいですか? と聞くと

どうぞ、どうぞ、

ストリートピアノで使っていただいております、と

 

ピアニストの友人は鍵を受け取ると、まっすぐにピアノへ、

すぐに弾きだした。

 

外は雨

離島ターミナルに響きだしたピアノ演奏

 

高齢の紳士が一人、

引き寄せられたかのように最初の観客となり

続いて新婚さんだろうか、二人

さらには子供を連れたご夫婦が二組、とあっという間に人だかり

 

禁じられていた指が解放されたように一曲弾き終わった。

ほっとしたように上を向いている彼女の傍へ近づき

後ろ、凄いことになっています、

次は誰もが知っている曲でお願いします、と言うと

 

エリーゼのために、をラララララ・・・と弾きはじめた。

切ない音色に、演奏者の後ろには人、人、人だかり

そして待合室ではソファーで静かに聴き入る人たちの姿

 

受付の人も涙ぐんで聴いている。

雨の中、束の間、人の心が一致するのに十分な聴かせかた

船は出ないかもしれない・・・

帰れないかもしれない、行けないかもしれない

疲れた人の心に音楽は沁みる

 

翌日、本番では

「哀しみのピアニスト」と紹介をした。

ご本人の希望どうり紹介すると、

人の脳は面白い

 

みな、自分の哀しみの思い出を演奏にのせて

束の間、自身のストーリーを思い描いたようで、

とてもいいコンサートになった。

 

思いがけないサプライズに出会った後

災害や疫病や緊張することばかり続くけれど

芸術って廃れてはいけないな、とつくづく思った。

芸術の廃れは国力のバロメーターだときく。

 

人は食べて飲んで寝て

それだけではなく、心にも栄養が必要なんだよね、と

思えば芸術の秋ではないですか。

 

ハラミちゃん、演奏、すばらしかったです。

心に栄養いただきました。

ありがとうございました。

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