- 投稿 2024/08/11
- 旅行・地域・南国エピソード
あまりにも青がきれいなので撮りました。
この道の写真は久高島
タイムスリップするかのように一度は会った、という懐かしい人たちに意図せずに再会するという日が続いている。
二拠点の最大の目的の一つに、ここにいれば懐かしい人たちにいつか必ず会える、という希望。
東京のマンションの一室に懐かしい誰かが訪ねてくる、という奇跡は起こらない。
庭の木をゴリゴリ切っている時に、また会うべき場所で、40年ぶり、20年ぶり、顔も姿も面影が何も残っていなくても、ああ、とまるで同じ道を歩いてきた者同士のようにすぐに打ち解けるから、島生活はお宝な時間
人生って短い。
あっとういう間よ。
たくさんの先達から聞いた言葉
本当にそうだ、と思う。
一度きりの自分の道
どの風景を歩きたい?
誰と歩きたい?
誰と歩いてきたの?
どんな風景を見てきたの?
あなたの歩いてきた道の話、聞かせて
新作を書く体力に自信はないが、あとおひとり、頑張って書いてみようかと思う青年の道がある。貴い道を歩む、紹介せずにはいられない。
書き上げることができたら、作家冥利に尽きる、そんな青年の歩いてきた道、歩いていくだろう道、の貴重なお話です。感謝です。
台風の余波が収まらない海岸線を必死で運転しての帰り道
カラスが道の真ん中でどいてくれない。
躊躇したほうが負けらしい。
よけて端っこを通らせていただくこと3回あまり。
木が生い茂った所を通る前に倒木はないかと、カラスよりもっと上に視線を飛ばしたその瞬間
大きい
羽を広げた鳥がこちらへ向かい飛んできてしっかり目が合った。
見たど!
見てしまったど!
あれはカンムリワシだ。
広げた羽の模様が、はっきりと、「ようこそわが島へ」 と魅せてくれた。
私たちはなんて果報者なんだ。
カラスさん、ありがとうね。ああたたちのおかげです。
カッコいい。
羽を広げて飛んできたあの迫力、思い切り脳裏に焼き付けました。
読者様とシェアしたくお借りした写真を貼ってみました。
ご近所さんがまだ風も強く吹いていて時折線状降水帯の強烈シャワーに見舞われながらも玄関掃除にいそしんでいる。
脱水予防のペットボトルを渡し、少し立ち話。
酷暑がまた来ることを思い出させてくださり、今日がいかにチャンスの日か教えてくださった。
私も早々に空き家の屋内掃除に挑むことにした。
家の中をホースの水で洗い流す。
水分大好物のシロアリ、大丈夫ですか?
大丈夫。
すぐにカンカン照りの毎日がくるんだから、と
コツコツ掃除は体力的にムリ、と判断し、外を洗うように何もない室内を洗いに洗った。
ヤモリは王の宮殿に住む、と当ブログでは何度かため息ついていますが、
ここは王宮違いますよ、と何匹と対話しながら掃除したか、
そして逞しそうなのばかり。
あちらが先にいたんだから、仕方ない。
掃除の後、拭き、扇風機で乾かして、数時間でとてもきれいな空間が戻ってきた。
台風で電気・水道・ガスが止まった時のことを想定して久しぶりの準備に追われていたらいとこが手伝うことはあるか? と電話をくれたが、こちらは帰り道を案じて何かあればうちに泊まって、と声をかけた。
ところが、どちらも相手に気遣い過ぎていたようで、
現代と昔の時代の違いをお互い電話で確認した。
人の距離が遠いのは便利になったことが助け合うことをいらなくしてしまったのかもしれない。
なぜ、わざわざ空き家に立ち向かっているのか。
ようやくわかったように思う。
人恋しかったんだね。
こちらに来て、手帳を見たら、毎日誰かとなにがしら関わっている。
私には田舎暮らしが合っているんだと、このバタバタ感に、これでいい、と、
いとこや友人に泊まっていく? と言えるような実際、泊まれる部屋を掃除した。
寂しがり屋は、それでいいんだと、ヤモリと闘いながら、台風一過の涼しさの恩恵のなかで、部屋を掃除できた。
お隣のお姉さんの声かけてくれてありがとう! の笑顔が、
気持ちよくて、優しい田舎の人恋しい空気が、旅です、二拠点生活です! の孤独感を終わらせたのかもしれない。