年別:2023年

鎌を2本持って参加

以前は砥石と水を持って、鎌が切れ味が悪くなると砥石で研いでは草を刈っていたが、珍しがられたので、お調子者はやめて、さっさっさと草を刈ってきた。

 

女性は落ち葉を掃き集め袋に入れ、男性は高枝を切ったり鎌を使ったり、暗黙のルールがあることを10年近く住んで今日初めて気づいた。

 

隣りのご高齢のご主人から枝切りばさみを借りて、どんどん手つかずの場所を刈っていたらあとで我々がやりますから、と止めが入った。

 

草がいっぱい服についているのを見て、それ落とすだけでも大変ですから、もういいですよ、と労わって下さった。

 

野人はしばらく何していいのかわからない。

 

それでお隣りのお役に立てるような蜘蛛の巣を取りのぞいたり、枯れ木を切り落としたり、

田舎暮らしの労働の10分のいちも消化できず不完全燃焼で帰宅した。

 

*** 

 

 

鎌、クワ、鉈、のこぎり、

これは庭ではない、山だよ、と天を仰いでは父に文句を言いながら片付けに追われた空き家の庭。

 

久しぶりの草刈りで今もう筋肉痛を感じている。

田舎では文句を言いつつも背中の筋肉が柔らかくなっていくのが嬉しかった。

 

体を動かすために脳があるんだよ

へえ~

 

冬がもうすぐだと思うと、やはり二拠点生活はありがたい。

果たして今年は行けるか。

もうだんだん飛行機に乗るのが億劫で辛いなあ、と感じている。

生きていくを維持するのは大変です。

 

 

島で聴いたサクソフォーン

冬になるとさらに聴きたくなるマーティンさんを、まさかの友人のサクソフォーンで聴かせていただいたというサプライズ。

 

急いで玄関のドアを全開

隣近所の皆さ~ん、道行くみなさ~ん、聴いて、凄いことが始まってるよ~、と

窓も全開に

 

田舎は一軒、一軒の家の距離が遠い。

外国人の姿も多い観光地の夜8時に響き渡ったサプライズ

そろそろホームシックがあるかもしれない外国の若者にはささる音色。

 

蛍が庭で驚いている。外の空気は澄んでいて月も最高だあ。

夜のとばりに、友人の吹くサクソフォーンが響いていく。

 

あまりの迫力に

落ち着いて動画を撮るか、聴きいっていればよかったものを、わーわー、きゃーきゃー、と今思うと自分、残念過ぎる。

 

まさか空き家掃除に帰った所で、柱の損傷を見てもらったあと、そんなサプライズが待っていたとは知らず、しばらくわーわー、きゃーきゃー、ばっかり。

 

優しい穏やかな友人ご夫婦が建築家の友人を連れて私の相談に力を貸してくれた夜のことだった。

 

穏やかな友人の吹くサクソフォーンの音色は、力強く、切なくさえあった。

上手すぎる・・・

 

実はこれが本業

リアリィ! 

 

しばらく脳は放心状態。

 

JAZZハウスで聴くクオリティ高い音色

 

*** 

 

庭にさしこむ月の光が木々の影を落としている。

ふくろうがじぃと聴いている。

離れた所にある建物の窓が次々開いたのがわかった。

海外から来た青年たちが、耳を澄ませて、まさか、ここで? と聞き耳を立て始めているのがわかる。

 

お願い、もう一曲

彼らにプレゼントして

 

何がいい?

 

18番、おはこでお願いします。

 

迫力が凄い。

畳が浮いた? 障子が揺れた気がした。

空き家だからじゃないよ。

民家で聴くとすっごいんだから

 

あれは夢だったのか

 

島はどこまでも魅了してくる。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • feedly
  • LINEで送る
カテゴリー
タグ
海派? 山派?

よく聞かれる質問

海も山もどちらも好きです、と答えると、だから究極どっち? と

 

選べない。

それにはワケがある、と古い原稿を片づけながら拾い読みしていく中で、ふと気付いてしまった。

 

海にも山にも獲物を求めて入るからじゃないのかな

レジャーで連れて行かれても視線はずうと食べられるものを探している。

根っからの野人。

 

子供の頃、川で洗濯していました。

帰りは川のエビをとり、薪になる木々を拾い担いで帰りました。

またあ・・・

 

アオサをとって、貝を拾って、蛸を捕まえて担いで帰りました、子供の頃。

またあ・・・

 

本当ですよ。

 

信じてもらえない。

 

子供たちだけでそんなことできないでしょう。させないでしょう、普通

 

本当だって

 

あなたのホラ吹おばさんの汚名を晴らしてくれるかもしれないYouTube動画見つけたから見て、と最近教えてもらって観たのが、

 

たぶんアマゾン?

子供がひとりで私のホラ話をはるかに超えて、

魚捕まえたり、木の実を取ったり、裸足で薪担いで歩いていたり、

その映像が、あまりにも自然で、能力高い超野人力

 

ほらあ、いるじゃないですか。

いるはいるけれど、今、あなたはPCの前に座っているおばちゃんじゃない。

 

あの子だって

数年後にはAI活用しているかもしれませんよ。

 

確かに

 

水道が引かれる前の時代を経験した世代もこの令和の時代に生きていると思うと

凄いことです。

 

電気もなく、ランプや薪をくべる生活。

癒される~

じゃなくて・・・それからこの時代までを肌で実際を生きてきたリアリティ

 

*** 

 

42歳までに書いた小説が35本あった。

それのほとんどがタイムスリップか? というような妙な生活場面ばかり

 

由来は、たぶん時代の変化にあるのかもしれない。 

 

*** 

 

断捨離、断捨離

 

時代に必要なものはその時代が用意する。

 

電子書籍、電気の通っていなかったランプ生活の子供時代。

夢にも想像できなかった今のこのやりよう、・・・凄い時代の流れですね。