- 投稿 2024/02/15
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今日春一番が吹いたようですね。
♪はるが来たら恋したりきどってみたりしてみませんか♪
キャンディーズの春一番を口ずさみたくなりますね。
子供がすぐにYouTubeで調べて歌っています。
明日の昼食後の歌披露でチャレンジしてみるそうです。
今日はTシャツ姿の人も見かけました。
私のダウンコートの横で信号待ちです。
もう恥ずかしい気持ちもとうに薄れてしまい、今ではあまりの堂々ぶりに
自分でも天晴なおばちゃんメンタリティに嬉しくなってしまいます。
今のメンタリティと若い時の体力・情熱が同時に持てていたら全く別人生を歩んでいたんだろうな、と思います。
18歳の時、父親に強制された進学先が嫌で寮を逃げ出し、姉の住んでいたアパートに駆け込んだ。親から追い帰せ、と命令があったようですぐに追い出された。
寮は遠く戻る気もなく、当時の幼いメンタルを想像するに、たぶん生まれて初めて親に逆らった路頭に迷ってもいい、くらいの覚悟の末の行動だったのだと思う。
アパートの下に段ボールを集めて寝場所をつくっていたら姉と住んでいた従妹が姉が外出したのを見はからってトイレや洗面所を使わせてくれ、おにぎりを急いで作ってくれ食べさせてくれた。だがそのあと、叱られたのだと思う。
本当に路上で寝る羽目になった。
翌日、段ボールの前に十数人の友人が来て、さんざん説教され、しまいには強制的に寮に連れ戻された。
一人の学生にどれだけの予算が組まれているのか、知ってやってるのか。
おまえのせいでこっちもギリギリきついのに士気が下がる、連れ戻すつもりはない。きちんと手続してからやめろ、厳しい説教は親友からだった。
田舎から出てきたばかりの世間知らず。張りつめていた一晩の段ボールの寝床の負債は大きく、すぐに折れて親友の言葉に頷いた。
抱いていた夢が漠然としたまま遠くへ消えていった。
***
若い時に自身の人生の方向性が定められる人は幸いだと思う。
人生って本当にあっという間だと感じている。
好きに伸び伸びと生きた方がいい。結果は悪くても良くても刈り取りは自分に返ってくるのだから。
***
若い方々への応援歌にならない本はいいかな、とどんどん視点も定まってきた。
毎回会う方々を変えて南国行きを予定しているが、次回のスケジュールを組んで
真剣勝負の自分の心に泣きそうになって、春一番を私も口ずさんでみた。
恩送りというそうな。
焦っている自分をなだめる。
たくさんの恩人に方向修正をかけられ、書く道を細々と手放さずにやってきた。
大丈夫、なんくるないさあ。
あなたの書いた台詞が僕を救ったんですよ、と声をかけられて、
よし、とまたPCに向かう。
さて、また頑張ります。
遠回りしたのは自分が弱かったから、誰のせいでもない。
自分の人生の地図があまりにも的外れだと気づいたら、そこからまた書き足していけばいい。
人生に無駄なことはひとつもない。
偶然もない。すべてが必然だったのだと人は旅立つ前に悟るのだという。