この道の写真は久高島

 

タイムスリップするかのように一度は会った、という懐かしい人たちに意図せずに再会するという日が続いている。

二拠点の最大の目的の一つに、ここにいれば懐かしい人たちにいつか必ず会える、という希望。

 

東京のマンションの一室に懐かしい誰かが訪ねてくる、という奇跡は起こらない。

 

庭の木をゴリゴリ切っている時に、また会うべき場所で、40年ぶり、20年ぶり、顔も姿も面影が何も残っていなくても、ああ、とまるで同じ道を歩いてきた者同士のようにすぐに打ち解けるから、島生活はお宝な時間

 

人生って短い。

あっとういう間よ。

 

たくさんの先達から聞いた言葉

本当にそうだ、と思う。

 

一度きりの自分の道

どの風景を歩きたい?

誰と歩きたい?

 

誰と歩いてきたの?

どんな風景を見てきたの?

 

あなたの歩いてきた道の話、聞かせて

 

新作を書く体力に自信はないが、あとおひとり、頑張って書いてみようかと思う青年の道がある。貴い道を歩む、紹介せずにはいられない。

書き上げることができたら、作家冥利に尽きる、そんな青年の歩いてきた道、歩いていくだろう道、の貴重なお話です。感謝です。