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災害が続き、記事を書く余裕がなく、すみません。
台風12号が通過中ですが、電子書籍、初出版をしました。
今日は、楽園の守り人である恩人の告別式がありました。
恩返しができなかった、と嘆く私たちに、「お先に」と
軽く手を振ってゲートをくぐって本物の楽園へと帰っていかれた。
片手でさようならをするその後ろ姿へ、
個人的なお礼を書かせていただいております。
「木曜くらぶ」
不思議な空間は無償で毎週あった。
木曜日に合わせて、魚を獲り、イカを釣り、蛸をとり、
さしみにし、新鮮な手料理で客人をもてなす不思議な楽園の守り人。
ハーモニカが上手で、ギターも上手で歌もプロ並み、話も深い。
一見さんも常連も誰も拒まない、皆、招き入れる。
何故、くらぶは木曜日なんですか?
新参者が問う。
主さんの休みが金曜日だからさ
ベテランメンバーが教えてくれる。
朝まで続く南国の夜
男の美学、試される情の濃い明けない宴。
歴史の柱がポキンと一本折れたように、一昨日、天へ逝かれた。
変わらないものを伝承することの物凄さ。
潮目をよみ、季節をとらえ、自分の分の中で極め尽くす。
楽園の入り口には、そういう郷の美学が、どん、と座っていてくれる。
その方がおらなくなったら・・・どうなるんだろうか・・・
それぞれが持ち場で極め尽くせ、そう天から言われている気がした。
楽園はここだ、と伝えきれるか。
本物の野人の放つ匂いが遠ざかっていく。
大変お世話になりました。
ありがとうございました。(合掌)